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オランダで不動産トラブル(デンハーグ編その1)

それまでもトラブルはありました。えぇ、最初のアパート探しのときもありました。

私は、不動産関係のトラブルは良い経験になった、なーんて絶対に思いません。

なにごともなく、スムーズにアパート探しができて、トラブルなく生活できるのが一番です。

トラブルを経験なんてしなくっていいのです。

さて、人生で初めて、弁護士に仲裁を依頼するまでに至った経緯を書いていきます。(文章だけで、写真は入れていません。休憩しながら読んでくださいね。)

長くなるので、何度かに分けて投稿します。

2015年3月 まずアパート探しにオランダに来ました。契約できるまで7週間かかりました。

2016年6月 1年たち、徒歩15分くらいのところに引っ越しをしました。ところが・・・

2016年8月 引越し先の階下の住人がヘビースモーカーで、古い改造アパートのため、タバコの臭いが私の部屋にも充満し、再びアパート探しの日々。結局、最初のアパートに戻りました。

(ここまでで本になるくらい不動産関係のストーリーがあります苦笑)

最初のアパートも古い改造アパートでしたが、誰も喫煙する人がいなかったので、タバコの臭いはしなかったのです。

オランダでは、公共の場では屋内禁煙です。でも個人の家は自由です。私は最初の引越しのとき、このことを知らず、どこも屋内禁煙だと思っていました。タバコ部屋の隣のオッチャンはとてもいい人で、私がタバコで苦しい、と言うとすぐに下の人に話に行き、窓を開けろ、と言ってくれました。(解決はしなかったですが)タバコ問題は今ホットな話題だ、と言っていましたね。

2016年11月 グラウンドフロア(日本の1階)のゴージャスなマダムがお友達とカフェにいるとき、急に体調をくずしてそのまま戻れませんでした。

2016年12月 2階(日本の3階)の若いカップルが引っ越していきました。私の部屋よりも広かったので2人で住めると思っていたのですが、実はここも1人用で2人は住めない物件でした。その後、この2階は広告に載り、内覧もしたようでした。

この物件の大家は他にもたくさんの物件を持っている人達で、管理は不動産管理会社にまかせていました。なので、何かあったときはこの管理会社に連絡をしますし、次のテナントを探すのも管理会社の仕事です。

次のテナントが喫煙者で室内で吸われたら大変と思い、管理会社にも、空いた物件の様子を見に来た大家の下で働いている人にも、タバコを室内で吸わない人を選んでほしい、と言ってみましたが、そういう基準で決めることはむずかしい、とのこと。

管理会社によると、グラウンドフロアのマダムは長く住んでいたので、改装工事が必要になる、2階は工事はしないでそのまま貸す、とのことでした。

しかし、2階の物件の広告がなくなってしまったので、もう決まったのかと思い、管理会社に問い合わせてみたが、「大家の意向で広告を取り消した。詳しいことはわからない」

大家は空きが長くなる=家賃が入らない、ので困るはずです。どういうことなのでしょう?

2017年2月 隣のMさん(私のいた1階/日本の2階だけは、分割して2部屋になっています)が、管理会社から、「出ていってほしい」と言われたとのこと。

Mさんは、もう10年以上住んでいて、私が来たとき、ちょうど床の張替えを自費でやっていました。引越しは全く考えてなく、とてもショックを受けて泣いていました。

しかし、「なぜ出て行かなくてはならないの?」と聞くと、理由は分からない、って。

理由を説明したかもしれない(そりゃそうでしょう!)けど、(あまりにショックで)よく覚えてない、そうです。

管理会社に聞いても、「詳しいことは分からない」と言うばかり。

さて、私はどうなるのでしょう?

一旦は出たものの、また戻ったので、戻ったときに新たな契約をしました。きわめて一般的な契約で、契約期間は1年間で、その後は無期限になり、1ヶ月前に連絡をすればいつでも引越しができることになります。

この契約では、大家は契約後、理由なく出て行けとは言えません。

2017年4月上旬 Mさんが引越しをしました。

この時、Mさんの荷物を運んだ業者(管理会社の依頼だがスタッフではない)が、

「あなたの契約は7月までだけど、7月よりも前に次の物件を探したほうがいい」

はあ!?わたし、管理会社から何も言われてないんですけど?聞いても何も答えてくれません。

その業者はその場で管理会社に電話をし、

「管理会社も私もあなたの次の物件を探します」

???

隣とつながっているとはいえ、築100年以上の建物で一人になってしまいました。まあ私はこの世に存在しないものは見えないし感じないし、時々もれてくる合成洗剤や香水の臭いもなくなったし(これは楽になった)、管理会社はその後も聞いても答えないし、

知らんがな

2017年4月下旬 共用の玄関が開き、誰かが入ってきて、グラウンドフロアのドアを開けています。降りていくと、会ったことがあるコンストラクターのおっちゃんでした。

何してんの?

「グラウンドフロアと2階の改装工事を始めます。約2ヶ月かかります」

はあ?わたし、何も聞いてない。そんなことは許可しません。

「あなたは、ここからすぐの改装したばかりのアパートに移るだけですよ。2部屋あるけど、ここと同じくらいの家賃ですよ」

はあ?そんなこと聞いてません。

とにかく工事は私がぜったいに許可しません💢

まあ、このおっちゃん、ちょっと気の弱そうな人柄のよいおっちゃんだから、かわいそうにも思ったけど、だって管理会社から何も聞いてないもん。

おっちゃんはその場で管理会社に電話をし、(もちろんオランダ語で)何か話し、今度は、私に電話を渡しました。

電話の相手は、管理会社の社長で、たぶん過去に不具合を見に来たうちの一人だったと思います。

やたらとハイテンションな言い方で、説明はなくただ、

「他のアパートを紹介する」

私はややこしくなりそうだと思い、電話でのやり取りはしたくなかったので、メールを送ってください、とお願いしました。

その後、すぐに社長の個人メールからメールが来ましたが、返信しても、やはり返事はありません。

2018/06/22 22:20

Comment

  1. みおなちゃん より:

    なんでこうなるの???てなりますね。ちゅうか、こういうトラブルは珍しいことではないのでしょうか?しかし気疲れしますね。管理会社や家主の身勝手?に振り回されて、労力と時間費やしたくないわ~ホンマに。

    • mio より:

      こういうトラブルは珍しいと思います。まだ続くけど、かなり酷いケースみたい(笑
      まあ向こうは予定通りに事が運ばなかっただけなんだけどね。
      一応、全部書けたので、分けて更新します〜

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  • 2015年6月に関西からオランダに引っ越してきました。以前にイギリスに住んでいた経験もあり、ヨーロッパには慣れているつもりでしたが、今オランダでは新たな発見の毎日です!私の感じたこと、経験したことをつづっています。これからオランダを訪れる人たちの参考になればと思っています。
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