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オランダで不動産トラブル(デンハーグ編その2)

(ほとんど私の健忘録?自己満足?のようになってますね。ほんと、トラブルは経験しなくていいです。時間がムダになるだけです。

さて、続きです。文章のみでごめんなさい)

私はその間もずっと、法的な大家からの退去通告の期間などの情報をインターネットで探したり、知り合いに聞いたりしていました。だって管理会社の社長から返事がないんだもん。

2017年5月上旬 知らない不動産会社から郵便物が届き、6月からこの物件の管理会社が変更になるという案内でした。家賃の振込先も変わります。

もう何がなんやら分からなくなり、お世話になっている方たちに相談してみました。外国人としてこの国に長く住んでいるインド系のご夫婦です。

そうしたら、市役所に行けば、そういうセクションがあるからそこで相談したらいい、とアドバイスされました。
早速、市役所に行ったところ、そういう相談は別のところで受け付けていますと、リーガルセクションと教えてくれました。

このリーガルセクションでは、無料で法律相談を受けてくれるそうです。

デンハーグのリーガルセクションに行ってみましたが、ちょうど予約が必要な時間帯だったので、一旦家に戻り、電話で予約を取ってから翌日(翌々日?)再度訪問しました。

若い弁護士が経緯を聞いてくれて、その場で管理会社の社長に電話しました。

「あなたの住んでいる物件は、元の大きな一軒家に戻すための改装工事をするそうです。なので、あなたも引越しをしなくてはなりません。社長はあなたに次の物件を紹介するでしょう。それはなんとルーフテラス(一番上の広いテラス)付きの物件ですよ!」と、最後の部分はちょっと興奮気味でした。

ああそうですか、やっと理由が聞けました。しかし、私はルーフテラスには全く興味がなく、むしろ要らないのですけどね。オランダの人たち(それ以外でも?)には広いテラスは憧れのようです。

その後、アパートの希望をメールで社長に送っておきました。(フローリング、洗濯機置き場など)

そして、訪問後に疑問に思ったことがあったので、リーガルセクションにメールで聞いたところ、対応するリンクを送ってくれました。ここは簡単なことであれば、メールでも対応してくれます。

若い弁護士は知らなかったのか?訪問したときは何も言われなかったのですが、私のケースでは、大家が引越し費用として補償金を支払わなくてはならないと決まっているそうです。その金額が結構な金額だったので、ほんとかな?と思ってしばらくそのことについては触れませんでした。でもこれは正しかったのですよー、アホでしたわ。

2017年5月中旬 社長がアパートの内覧をオファーしてきました。場所は良いところで、同じように昔は一軒家だった古い物件を改造したアパートです。改装したばかりの部屋が3部屋ある、そのうちルーフテラス付きの部屋を私にオファーする、いつ内覧する?ということでしたが、物件の概要を先に見せてほしい、とお願いして、メールで送ってもらいました。

へっ?、洗濯機が共用?わたし、希望をメールしたよね?そのなかに専用の洗濯機置き場、って入っているよね?室内のどこかに置けない?

「この物件では各アパートに洗濯機を置けない」

わたしは洗濯機がシェアの物件には住めません。

「とりあえず、見るだけ見に行かない?」

いいえ (住めない物件を見るのはお互い時間の無駄でしょう)

そうなのです。社長は、私は1年たったら、この新しく改装したアパートに移ってもらうだけ、と最初から思っていたのです。私のメールは読んでないし、説明はぜんぜんなかったけど。

そして、社長のメールの書き方が変わってきて焦りだしました。こっちでも探すから、私もASAP(=as soon as possible)で探せ、と。

2017年5月のその後、インターネットで見つけた隣町デルフトの物件に内覧にいったところ、なぜか大家が私にオファーしてきて(私は申し込むとは言っていない)、物件的にも場所的にも最初は絶対に嫌だと思っていたけど、早く出なくては工事を強行されるとかめんどくさいことになったら困ると思って、デルフトの物件に申し込むことにしたのです。

最初からちゃんと説明していれば、こんなに時間を取られることもなかったのに、この時点で怒りが頂点に達しそうでした。

社長に、法律ではどうなっているの?わたし、説明受けてないし、さんざん時間とられているんだけど、と聞いても、返事なし。

先日リーガルセクションから送ってもらったリンクをもう一度、翻訳かけて読んだところ、やはり「大家が改装を理由にしてテナントに退去を求めるときは、補償金を支払わなくてはならない」(*契約内容により異なる場合もありますので、必ず専門家に確認してください)

ふーん、そうですか。念のため、もう一度リーガルセクションに直接行くことにしました。

デンハーグは予約がいっぱいで、翌日ロッテルダムまで行きました。

今度は、前よりも少し経験がありそうな弁護士で、

「あなたのケースでは確かに大家が補償金を払わなくてはならない、と決まっています。でもそれは引越しに伴う最低金額だからね。例えば、ここに来ている間、あなたは仕事ができないわけでしょう。それは最低金額には入っていませんよ」

このときに、前の弁護士が直接電話をしたことはよくなかったように言っていました。リーガルセクションではアドバイスをするだけなのでしょう。

まあ当然、社長も大家も補償金のことは知っていたでしょう。

補償金の話をするのは気が進みません。こんなに時間をとられたり、気を揉んだりすることなく、仕事に集中できればそのほうがよーっぽどいいです。

補償金の話をこちらからしようと思ったのは、悪いことするボクちゃんたちに対するお仕置き、が一番しっくりきますね(苦笑

2017年6月上旬 社長にメールで補償金についてメールしたところ、その1時間後くらいに、スタッフから電話がかかってきましたが、電話を取り損ない、留守電が入っていました。

あなたは5月分の家賃を払っていません。すぐに連絡ください

へっ?わたし、家賃はぜったいに払ってますけど、と思いながらも、心臓ドキドキで、銀行口座をチェックしたところ、ちゃんと払っていました。

そのスクーンショットをとって添付し、ついでに家賃は全部受け取ってますの(管理会社の)お手紙ちょうだい、とメールしたところ、スタッフからは勘違いしていてごめんなさい、と返事がきましたが、お手紙は無視されました。

その日の午後、社長からメールがあり、

大家が方針を変えました。あなたはそこに住んでていいです。他の3世帯の改装工事をします。来週から始めます

はあ?わたし、デルフトの物件もう申し込んだし、キャンセルできないんですけど?築100年以上の建物で、3世帯改装工事する中で生活できるわけないでしょ?

細かいことで省いていることもありますが、もう自力で交渉するのは無理だと思い、知り合いに不動産専門の弁護士を紹介してもらうことにしました。

リーガルセクションでも良心的な料金の弁護士を紹介してくれると思います。でもこのときは、時間的なこともあり知り合いに頼みました。

2018/07/04 23:11

Comment

  1. 星の砂 より:

    mioさん、こんにちは。
    不動産トラブル1.2と読み、あまりの身勝手さに私までアタマが痛くなりました。大変でしたね(*_*)
    本当にお疲れ様でした。良い週末を過ごしてくださいね〜!!ではまた。

    • mio より:

      ほんと、タチの悪い人たちに当たりましたわ・・・トホホ
      次回3でやっと完結です!

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  • 2015年6月に関西からオランダに引っ越してきました。以前にイギリスに住んでいた経験もあり、ヨーロッパには慣れているつもりでしたが、今オランダでは新たな発見の毎日です!私の感じたこと、経験したことをつづっています。これからオランダを訪れる人たちの参考になればと思っています。
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