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オランダの永住権を取得するまでの道のり(2)

続きです!

**繰り返しですが、お願いです**

*滞在許可証/ビザについては、ブログでは記事にしませんでした。このブログのテーマは、「オランダでの日常生活」であることが主な理由ですが、SNSなどでビザ情報の一部が切り取られ、間違った情報が流されているのを見たこともあります。

*このブログの記事の全文または一部を転載・引用することは固くお断りします。

*ここに記載した情報は、永住権を申請した2020年8月現在のものです。ビザ情報は予告なく変更されますので、手続きをされる時に必ず移民局(IND)で最新情報を入手してください。

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オランダの永住権を申請すると、まず移民局がlong-term resident EUの資格があるかどうか判断します。

その資格がなければ、オランダの永住権の資格があるか審査します。その資格もない場合は、現在の滞在許可証を延長できるか審査します。

このlong-term resident EUは、EU永住権という日本語であちこちで見かけます。

「EU永住権」という言葉だけを聞くと他のEU加盟国にもそのまま永住できそうですが、そうでもなさそうなので、ここでは英語のまま使います。(移民局のサイトでは、オランダの永住権は文字通りpermanent residence permitです。ややこしいですね・・・)

long-term resident EUについて、オランダの移民局のサイトには下記の説明があります。

Having a residence permit as a long-term resident EC allows you to apply more easily for a residence permit in one of the other EU countries that also have this residence permit. You do have to meet the conditions which that country has for the residence permit.

(ここまで抜粋)

他のEU加盟国で滞在許可証を取得しやすくなる、その国の滞在許可証の取得条件を満たす必要がある、とあります。

EUのサイトによると、

As a long-term resident in one EU country, can I live and work in a second EU country?

Yes. You can stay in a second EU country for more than three months for purposes including work, study or training, if you apply for and are granted a residence permit in this second country.

To obtain a residence permit for a second EU country, you may have to show that you have one or more of the following:

(ここまで抜粋)

EU内の別の国に3か月以上住むことは可能ではあるが、その国の滞在許可を得る必要があるとのことです。

また、EUの別のページには、

EU long-term resident. They enjoy the same treatment and rights as nationals in certain areas:

-access to employment and self-employed activity

-education and vocational training

-social protection and assistance (at least core benefits)

-access to goods and services, etc.

They also benefit from the possibility, under certain conditions, to move from one EU State to another.

(ここまで抜粋)

the possibility, under certain conditionsとあるので、やはりEU内の他の国に住むには条件がありそうです。

デンマークとアイルランドはこのlong-term resident EUを適用していませんし、イギリスも適用していませんでした。

アイルランドはEU唯一の英語圏で、オランダ以外で英語で生活できる国はないと思いますので、いずれにせよ、私には他国への引っ越しは現実的でありません。

もちろん、オランダの公用語はオランダ語ですから、役所や税務署の公式書類などは全てオランダ語です。

しかし、ほとんどのオランダ人が英語を話すので、どこでもほぼ英語でことが足ります。

オランダ人もそれぞれで、英語に自信がない人も苦手な人もいます。逆に、他国のパートナーがオランダ語を話したくても、まどろっこしいのか(?)英語しか話さないオランダ人もいます。

英語を流暢に話すオランダ人でも、長年オランダに住んでいるのにオランダ語を話さないなんて、と思う人もいます。

私は、ヨーロッパで、永住権につながる滞在許可証が取得できる、英語で生活ができる、という理由でオランダに来ました。もともとオランダに興味があったわけではありません。

(全く興味がなかったのですが、住み始めてみたら案外、発見することが多くて、それがこのブログの始まりでしたし!)

そして、長年何度か始めては止めるを繰り返した、やるやる詐欺と化している、とあるヨーロッパ言語をもし使うことができればほんの少し使う機会がある今、それをやるべきでしょ??という声が最近するんですけど。たぶんその言語は英語よりも好きだろうな、って思っているんですけどね。

(続く)

2021/02/15 21:43

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  • 2015年6月に関西からオランダに引っ越してきました。以前にイギリスに住んでいた経験もあり、ヨーロッパには慣れているつもりでしたが、今オランダでは新たな発見の毎日です!私の感じたこと、経験したことをつづっています。これからオランダを訪れる人たちの参考になればと思っています。
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