オランダのVAT申告で気をつけること
個人事業主として滞在する場合、VAT(付加価値税)の申告が必要です。
私は3か月ごとに自分で申告していますが、会計士さんに申告してもらうことも可能です。
オランダに来てからずっとしてきたし慣れているので、まさかこのようなことが起こるとは思ってもいませんでした・・・
事が発覚したのは、2月のこと。税務署から(例の)ブルー封筒が2通届きました。

届く予定のないときに、しかも2通も。むむむ、嫌な予感しかありません。
ちなみに今まで一度も予想していない封筒が届くことはありませんでした。
1通は1月にその前の3か月分を申告後、税務署に支払った金額が残高として記載されたもの、もう1通は何やら恐ろしい数字が並んでいて、どうもそれを支払え、と書いているようです。

オランダ語を翻訳し、理解したところでは、
「あなたは10月〜12月のVAT申告をしていません。見積り金額を記載していますので、期日までに払ってください」(とんでもない金額)
えっ@@うっそー@@申告書、送信しましたけどね、絶対に送信しましたよ、申告してないってありえませんけど!!
心臓バクバク状態で、申告書の控えを探したところ、ちゃんとありましたので、送信しているはずです。
それからマイ税務署にログインしてみたところ、ななんと、
・・・送 信 さ れ て い ま せ ん・・・
銀行振込みも確認したところ、それは同じ金額がちゃんと振込になっていました。
あわてて申告書をもう一度よく見たところ、一番上のところに、
nog niet verstuurd(not yet sent)
と記載されているではありませんか!
うぇ〜ん、なんで送信してなかったんやろ、ありえへん。あーあ、オランダ初の罰金を払うことになるのか。
裏側に記載の説明を翻訳して、とりあえず未送信だった申告書を送り、マイ税務署から言い訳のレターを送りました。6週間以内に返事がくるそうです。
今度はちゃんとverzonden(sent)となっていることを確認しました。
見積り金額は実際の金額よりもはるかに多かったので訂正されるでしょう。
罰金は2種類あり、申告漏れ、と、未払いに対して。支払いは期日までにしたので、それも訂正されるでしょう。
申告漏れに対する罰金、これは免れないと思いますが。
その数日後、またブルー封筒が・・・
今度は、支払った金額を引いただけのレターで、残金を払えとあります。
??だから、見積もり金額が違ってるんですけど??
やけに早く届いたので、申告書の受領後、自動的に発行されたレターかもしれません。
支払い期日もせまってくるし、仕方ないので、電話することにしました。
電話は誰か人が出てくれば、ほぼ英語を話してくれるのですが、用件によってメインメニュー(オランダ語)から次々と番号を選ばなくてはならないので、人が出てくるまでのハードルが高いのです。
以前にどこかに電話したとき、インターネットに最初のメインメニューが載っていた神様のようなページがあったのを思い出し、税務署のも探してみました。
ありました!少し違っていましたが、かなり参考になりました。
なんとか人に繋いでくれそうな状態になったものの、待ち時間が長く、結局40分待ちました(フリーダイヤルです)
やーっと人につながりました!で、私のオランダ語は会話レベルではありませんので、すみませんが英語で話します(もちろん会話レベルどころか、永住権取得後は放置のオランダ語)、と言うと、(オランダ語で)同僚につなぎます、って言ったような気がして、保留にされました。
しばらくそのまま待っていたら、今度は英語が話せる人が出てきました。
さて、その流暢な同僚さんに確認してもらったところ、予想とおり、
・2通目のレターは自動的に送付されるから無視してOK、
・私の支払い金額は申告書未提出に対する罰金だけ、
・最初のレターに記載の期日までに支払うこと(でないと金利がかかるらしい、ああ恐ろしい)
もう速攻で払っておきました。
そして、4月中ばを過ぎてからまたブルー封筒が届きました。

残金0、これでやっと完了です。
もう二度としないように、今後は申告したあとに、マイ税務署で再度確認するようにしたいと思います。
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